徐病習俗

■所在地 :大田区蒲田2−20−11 椿神社
■交  通 :JR京浜東北線 蒲田駅東口より徒歩12分  京浜急行本線 梅屋敷駅より徒歩6分


 〈大田区指定 無形民俗文化財〉  昭和49年2月2日指定
    徐病習俗

 風邪、百日咳、喘息等にかかると、境内の額堂に奉納されている麻を借り受けて、病人の首に巻くと咳が止まると言い伝えられ、病気が治ると、祈願者は新しい麻を奉納するという現世利益的な習俗が行われている。
 しかも神社であるのに、祈願者は社前に線香を供えるという神仏混交の習俗が、今なお存続している例として興味深いものがある。
 また足の病気が治るよう祈願して、ワラジを奉納するものもあったという。
 神社の祭神は、猿田彦命とされているが、本来は道祖神(道や旅人を守護する神)をまつったもので、土地に人は「ドウソジンサマ」「ドウソジンサマ」と呼んできた。

           ※出典〔大田区教育委員会設置の標識板より〕

           社殿横にある額堂
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