庚申供養塔

■所在地 :大田区矢口3−21−15 円応寺
■交  通 :東急多摩川線 矢口渡駅又は武蔵新田駅より徒歩15分


 〈大田区指定 有形民俗文化財〉  昭和49年2月2日指定
    庚申供養塔

 総高一三八センチ。
 寛文十二年(1672)に、古市場村の人々が建てたものである。
 区内に現存する庚申供養塔のなかで、青面金剛の像を彫った庚申供養塔としては最古のものである。
 板碑型の石碑に青面金剛立像を中心に、日月や鶏、三猿が刻まれ、江戸初期の典型的な様式である。
 銘文は、寛文十二年を「寛文二六年壬子」と積算表示したり、また「六郷荘」という中世的な表記や「古市之跡泥沙・・・」と刻まれていることも注目されるが、風化のため判読不能の部分が多いのは残念である。
 もとは矢口三丁目の旧道沿いに建てられていたが後に現在地に移設された。

           ※出典〔大田区教育委員会設置の標識板より〕
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