庚申供養塔

■所在地 :大田区田園調布南24−18 密蔵院
■交  通 :東急多摩川線 沼部駅より徒歩5分


 〈大田区指定 有形民俗文化財〉  昭和49年2月2日指定
    庚申供養塔

 寛文二年(1661)に造立された本区最古の庚申供養塔。当時の沼部村村民の有志八名が造立したもの。舟型の石に地蔵菩薩像を彫った形態は、初期の庚申供養塔の様式を示している。
 銘文中の「庚申待」の文字は、本区所在の庚申塔中最初の記載で、庚申待の習俗を知る資料としても貴重である。
 庚申待とは、道教の思想にもとづく民間信仰で、庚申の日に人びとが宿に集まって、徹夜で談笑し、徐厄息災を祈念する風習である。

           ※出典〔大田区教育委員会設置の標識板より〕

 
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