富士講碑

■所在地 :大田区山王3−29−8 新井宿薬師堂
■交  通 :JR京浜東北線 大森駅西口より徒歩、10分


 〈大田区指定 有形民俗文化財〉  昭和49年2月2日指定
    富士講碑

 天保三年(1832)新井宿村の富士講中(富士山の信仰集団)が、同講の中興の祖といわれる食行身禄(伊藤伊兵衛・1671〜1733)の没後百年を記念し、村内安全を祈願して造立したものである。
 碑の正面の「仙元大菩薩」は、富士山の尊称であり、そのほか日月と雲を配した富士などを刻す。
 富士信仰は享保期における食行身禄らの活躍によって普及し、江戸とその周辺諸国に多くの富士講が成立した。

           ※出典〔大田区教育委員会設置の標識板より〕

 
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