森ヶ崎鉱泉源泉碑

■所在地 :大田区大森南5−1−2 大森寺
■交  通 :JR京浜東北線 蒲田駅東口より京急バス森ヶ崎行(5番乗場)で25分。森ヶ崎十字路バス停下車、0分


 〈大田区指定 有形文化財〉  昭和49年2月2日指定
    森ヶ崎鉱泉源泉碑

 明治三十四年年(1901)に、森ヶ崎鉱泉の発見と泉効試験を記念に建てられた石碑である。もとは立田野旅館の側にあったが、現在地に移設された。
 正面には泉効をたたえた詩文が刻まれ、背面には百八十余名に建立発起人の名が記録されている。これらの人々は、おそらく鉱泉の開堀を発起し尽力した大森地区の有力者であったと考えられ、森ヶ崎鉱泉開堀当時の事情を伝える資料として貴重である。
 森ヶ崎鉱泉は、同三十五、六年頃には鉱泉宿ができはじめ、次第に東京近郊の保養地、臨海行楽地として栄えたが、太平洋戦争を契機として転廃業した。

           ※出典〔大田区教育委員会設置の標識板より〕
          
一覧へ 戻る 次へ