八景坂

■所在地 :大田区山王2−3付近
■交  通 :JR京浜東北線 大森駅西口前


 〈大田区指定 史跡〉  昭和51年2月2日指定
    八景坂

 今こそゆるやかな坂道であるが、昔は相当な急坂で、あたかも薬草などを刻む薬研の溝のようだったところから、別名薬研坂と呼ばれた。
 この坂の上からは、かつて大森の海辺より遠く房総まで一望でき、この風景を愛した人たちにより「笠島夜雨、鮫洲晴嵐、大森暮雪、羽田帰帆、六郷夕照、大井落雁、袖浦秋月、池上晩鐘」という八景が選ばれ、八景坂というようになったといわれる。
 かつて坂上には、源義家が鎧をかけたと伝えられる松があり、広重らの浮世絵に描かれ有名になった。

           ※出典〔大田区教育委員会設置の標識板より〕
          
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