旧六郷橋の橋門と親柱

■所在地 :仲六郷4−30 宮本台緑地公園
■交  通 :京浜急行本線 六郷土手駅より徒歩1分



 ↑↓宮本台緑地公園に保存されている橋門と親柱





          ↑旧六郷橋の橋脚台


          ↑現在の六郷橋

    旧六郷橋の橋門と親柱

      六郷橋のおいたち
 貞享五年(1688)の大洪水で橋が流失してから、江戸の玄関口である東海道を横ぎる多摩川は、もっぱら渡船により交通していた。
 八幡塚村名主鈴木佐内は、幕末から明治にかけての交通量の増加を目前に見て、明治七年、左内橋(木造橋)を架橋した。
 しかし木造橋では、破損のたびごとに幹線道路が、渡船に頼るという時代逆行をまねき、その上、自動車の発達もともなって強度上からも、その近代化が急がれた。
 木造橋の鉄橋への架け換え計画は、大正三年にはじまったが、大正九年東京府と神奈川県で工費を相互に負担することで、着工のはこびとなった。大正十四年に開通した橋は、タイドアーチ式の近代的なものでその長さ四百四十六メートル、幅十六.四メートルにおよぶ長大橋であった。
 しかし、交通量の激増、車両の重量化に対応できなくなり、昭和六十年、新六郷橋が架橋された。
 この緑地に旧橋の橋門と親柱を当時の姿のまま保存している。

                  ※出典〔大田区設置の解説板より〕

      
     ↑川崎市川崎区宮本町7稲毛公園にも親柱が一対
      保存されています。
    
           ↑現在の六郷橋の親柱  
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