庚申燈篭

■所在地 :大田区南馬込1−40−11 神明社
■交  通 :京浜東北線 大森駅西口より東急バスで23分 4番乗場(萬福寺経由・荏原町行き)長遠寺前下車、徒歩5分
        :都営地下鉄浅草線 西馬込駅より徒歩10分




 〈大田区指定 有形民俗文化財〉  昭和50年3月19日指定
    庚申燈篭

 享保三年(1718)に、馬込村久保谷の庚申講の人々によって庚申供養のため建てられた燈籠である。
 燈籠型の庚申塔は、他地域にも類例があるが、それは銘文や三猿を彫ったものが多い。しかし、この塔のように竿石の正面に、庚申信仰の本尊である青面金剛を彫ったものは珍しく、貴重である。
 庚申講とは、「庚申の夜、寝てしまうと体内にいる『三尸』という虫が抜け出て、天帝に日頃の罪状を報告され命が縮められてしまう」という言い伝えがあり、そのため眠らずに過ごし、延命招福』を祈ったものである。
 村の仲間が徹夜で酒食をともにすることから、レクレーションや他村の連帯をはまる寄合いにもなった。

           ※出典〔大田区教育委員会設置の標識板より〕

 
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