前田利家室層塔

■所在地 :大田区池上1−1−1  池上本門寺
■交  通 :東急池上線 池上駅より徒歩10分  都営浅草線 西馬込駅より徒歩13分
        JR京浜東北線 大森駅西口より東急バス池上方面行で15分 本門寺前バス停下車、徒歩5分


 〈大田区指定 有形文化財〉  昭和49年2月2日指定
    前田利家室層塔

 この塔は、前田利家の側室、寿福院が、元和八年(1622)に、自身の逆修供養のために建てた十一種の層塔である。このことは当寺十五世(復暦)日樹の銘文でわかる。
 寿福院は、三代加賀藩主、利常の生母で、秀吉没後、徳川家との微妙な臣従関係を解決するために、江戸に差し出され、人質となった。
 現在、相輪と上部の数層を失って、わずか五重を残すのみである。屋蓋の反り具合からみて様式的に古い形を示し、注目される。
 なお天保四年(1833)の修復銘もある。

           ※出典〔大田区教育委員会設置の標識板より〕
 
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