日樹聖人供養塔

■所在地 :大田区中央6−6−5 長勝寺
■交  通 :JR京浜東北線 大森駅西口より東急バス池上方面行で10分 税務署前バス停下車、徒歩7分
       東急池上線 池上駅より徒歩、20分


 〈大田区指定 有形文化財〉  昭和49年2月2日指定
    日樹聖人供養塔

 幕府の施物は、信仰による布施でないとして、これを受けることを拒否し、純信性を唱え、日蓮宗内に受・不受両論の対立をもたらした不受不施派の巨頭、池上本門寺十五世、長遠院日樹(1574〜1631)の供養塔である。
 寛永七年(1630)受側を代表する身延と不受を主張する池上は公庭に対決し、(身池対論)幕府の裁許により池上方は破れ、日樹は信州飯田に流された。
 この塔は、日樹の三十三回忌に、近在の信徒集団によって建てられたことが、銘文によって知られ、日樹流罪後も不受不施信仰がこの地に根強く存在していた事実を立証する。

           ※出典〔大田区教育委員会設置の標識板より〕
          
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