旧大師橋の親柱

■所在地 :大田区羽田2−30付近
■交  通 :JR京浜東北線 蒲田駅東口下車、京急バス1番乗場より羽田車庫行にて大師橋下バス停下車、徒歩7分



      ↑羽田側に保存されている親柱


 ↑川崎側の橋の袂に保存されている親柱と大師橋

    旧大師橋の親柱

 旧大師橋(昭和14年〜平成九年)
 昭和初期の経済成長の中、交通量の増加に対応すべく始まった「産業道路」の整備にともなって大師橋が建設され、昭和14年10月に完成しました。
 旧大師橋はゲルバー式鋼トラス(突桁式鋼トラス)と、ゲルバー鈑桁を組み合わせた553mの道路橋で、この形式の橋としては当時東洋一の規模となり、また入り組んだ骨組みが描く緩やか曲線が美しかったことから名橋と称され愛されました。

 そして新しい大師橋へ(平成9年〜)
 交通量の増加による渋滞の恒常化、また老朽化により、旧大師橋は寿命を迎えます。
 工事も交通を確保するため、まず旧橋の下流に下り線を新設、下り線へ交通切り替えを行った後に旧大師橋を撤去、旧橋撤去箇所に上り線を新設という手順で工事が実施されました。
 下り線は平成9年9月に完成、ここで旧大師橋は58年に渡る役目を終えたのです。
 上り線は平成18年11月に完成し大師橋の架け替え事業が完了しました。

    
        ※出典〔川崎側に設置の解説板「今昔大師橋」より〕
   

    
             ↑現在の大師橋親柱


 ↑毎年クリスマスと年末年始にライトアップされます。
一覧へ 戻る 次へ