池上本門寺五重塔

■所在地 :大田区池上1−1−1 池上本門寺
■交  通 :東急池上線 池上駅より徒歩10分  都営浅草線 西馬込駅より徒歩13分      
        JR京浜東北線 大森駅西口より東急バス池上方面行で15分 本門寺前バス停下車、徒歩5分



           撮影:2008.12.20


         ライトアップされた五重塔
 【国宝・重要文化財(建造物)】重要文化財 近世以前/寺院
                      明治44年4月17日指定
    池上本門寺五重塔

  構造形式
 方三間五層塔 一、二層は本瓦葺 三層以上は銅板瓦葺
 総高約 31メートル  塔高 29,37メートル

 本門寺の五重塔は、二代将軍徳川秀忠の乳母の正心院日幸尼(岡部局)の発願により慶長十二年(1607)に着工し、翌十三年(1608)に完成しました。当初、五重塔は仁王門を入った右手、現、鐘楼堂と対の位置に建てられたが、直後の慶長十九年(1614)の大地震で大被害を受け、五層屋根が瓦葺から木瓦葺に葺き替えられました。その後、元禄十五年(1702)から翌十六年(1703)にかけて、五代将軍綱吉公の命で現在地へ移築し修復された。その後、数度の修復を経て、平成九年(1997)〜同十三年(2001)に日蓮聖人立教開宗七百五十年慶讃記念事業の一つとして、全解体修理が施され全容を一新し現在に至る。
 この五重塔は、関東に四基現存する幕末以前の五重塔で一番古い塔である。また桃山期の五重塔は全国でも一基だけで、建築の特徴なども極めて貴重な塔建築であり、価値も極めて高い文化遺産である。

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             初重に奉安されている諸尊

 『初重内須弥壇上には一塔両尊四士と呼ばれる日蓮宗独特の尊像が奉安されています。
 上段には「南無妙法蓮華経」の御首題(御題目)を記した宝塔を中央に、向かって左に法華経の教主である釈迦牟尼仏、右には法華経の真実義を証明された多宝如来が、中段には釈尊より法華経弘通を付嘱された上行・無辺行・淨行・安立行の四菩薩が祀られ、法華経の世界を彫像として表しています。
 いずれも五重塔建立時(慶長13年・1608)に造立された尊像であり、鎌倉仏師と思われる「今井善左衛門吉久」工房の作品です。
 なお、下段には向かって左に五重塔建立時の当山貫首である第14世自証院日証聖人の位牌、右には五重塔の建立願主である正心院日幸尼(2代将軍秀忠乳母、岡部局)の位牌が祀られています。』
              (※本門時五重塔特別公開資料より引用)


     

               山内の紅葉 池上会館展望台からのパノラマ写真 撮影:2008.11.29 
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