旧京浜電鉄大森支線の敷石

■所在地 :大田区大森北2−1
■交  通 :JR京浜東北線 大森駅東口下車、徒歩4分 



 この石は、京浜急行電鉄の全身である京浜電気鉄道
時代の大森海岸−大森停車場間の線路の敷石で、
大森海岸通りの道路改修工事の際に掘り出されたもの
だそうです。

    旧京浜電鉄大森支線の敷石

   沿道の歴史
 明治34年(1901)六郷橋のたもとから蒲田、大森海岸を通って、大森停車場(現在の東海ビル)を結ぶ鉄道がしかれました。関東地方で最も古い歴史をもつ私鉄が走ったところです。
 その後、大森海岸から新しく品川まで線路が伸びると、大森海岸〜大森停車場は、大森支線として、かわいい一両だけの電車が走る、1qにも満たない鉄道となりました。当時は、線路際に野菜が干してあったり、とてものどかな鉄道だったそうです。
 しかし、まちの発展に力のあった大森支線も、時の流れと共にその役割を道路にゆずり、昭和12年(1937)早春、ついに廃止されることになりました。
 現在、シンボル道路として整備され、新しい装いを見せるこの道路は、大森支線の夢が眠っているところなのです。

                     ※出典〔現地設置の解説板より〕


 明治三十四年(1901)二月一日、京浜電気鉄道により、六郷橋駅〜大森停車場前開業。
 明治三十五年(1902)五月八日、品川駅(現北品川駅)〜八幡駅(現大森海岸駅を開業。大森停車場前〜大森海岸間が支線化。
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