六郷神社の子供獅子舞

■所在地 :大田区東六郷3−10−18 六郷神社
■交  通 :京浜急行本線 雑色駅又は六郷土手駅下車 徒歩、10分



         神楽殿での演舞

↑牝獅子は源頼朝が奉献したものと伝えられる(前)
 〈大田区指定 無形民俗文化財〉  平成19年2月28日指定
    六郷神社の子供獅子舞

 数百年の伝統を持つ六郷神社の獅子舞は、太平洋戦争後一時途絶えたが、昭和23年に人々の努力により復活しました。
 百獣の王たる獅子の威勢が悪疫、災鍋をはらい平安と幸福をもたらすという信仰にささえられてきた郷土芸能で「神獅子」と称されています。
 少年少女が奉納する獅子舞としては、全国でも例が少なく大きな特色となっています。また、六郷神社の獅子舞は、昔から神事舞(お祭りの儀式の一種として行なわれる舞)としての伝統を守っているため、演舞はお祭りの日に限られているのも特色の一つです。
 舞の形式は、少年3名が「牝獅子」「中獅子」「牡獅子」に扮し、花笠をかぶった少女2名が「ササラ」役をつとめ、笛・太鼓・ササラの楽奏で「牝獅子がくし」といわれる舞が展開されます。「ササラ」の音は獅子が藪から出てくる音といわれています。
 
    
      ↑ササラ役の少女二人が両脇に立ち、舞われます。

↑演舞の終わったあと舞台の前に整列し、観客の拍手を受ける子供たち。

↑また、「道行」と称して、各町会を行列をつくって練り歩き、各町内会の御酒所でも演舞を行います。