旧夫婦橋と共同荷揚場跡

■所在地 :大田区蒲田3・蒲田4・南蒲田1・東蒲田2丁目の境
■交  通 :京浜急行本線 京急蒲田駅下車、徒歩1分



  ↑夫婦橋親水公園(旧共同荷揚場跡地)

    旧夫婦橋と共同荷揚場跡

 夫婦橋は、第一京浜国道(かつての東海道)が呑川を渡る場所に架かる橋です。昔は橋のすぐ上流に堰があり、呑川の水を分けた小さな川(農業用水として使用された六郷用水)が脇を流れていました。呑川と用水に架かる二つの橋が並んでいたことから夫婦橋と呼ばれ、江戸時代からその名が知られていました。
 呑川河口付近は、かつて海苔採取業者が生活し、てんま(ベガ)と呼ばれる舟が行き来していました。水害対策のために新呑川ができた昭和14年、共同舟揚場がつくられたが、その後付近の発展にともない種々の荷揚げにも利用されました。
 その跡地が、この夫婦橋親水公園のある場所です。
                         平成12年2月
                         大田区土木部公園課

          ※出典〔大田区土木部公園課設置の解説板より〕

↑夫婦橋親水公園に保存されている旧夫婦橋の親柱


    旧夫婦橋親柱

 夫婦橋は、江戸時代初期に書かれた、「東海道分間絵図」という書物にも出てくる、歴史の古い橋です。
 この親柱は、第一京浜国道整備のため、大正十三年に完成した夫婦橋のもので、昭和五十八年に橋の拡幅、呑川護岸工事にともない、取りはずされました。
 長い間交通の大動脈を支え、地域の変化を見つづけてきた橋を記念し、親柱を保存することになりました。
                         昭和六十一年
                         大田区土木部公園課

          ※出典〔大田区土木部公園課設置の標識板より〕

       

       ↑昭和八年頃の旧夫婦橋
   ※出典〔大田区土木部公園課設置の解説板より〕
    
               ↑現在の夫婦橋
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