富士塚

■所在地 :大田区本羽田3−9−12 羽田神社
■交  通 :京浜急行空港線 大鳥居駅より徒歩8分


 〈大田区指定 有形民俗文化財〉  昭和49年2月2日指定
    富士塚

 富士塚は、富士山の信仰団体である富士講の講員たちが、その年実際に富士山に登れない者のために、富士山を模して築いた人造の小山である。
 江戸中期安永(1772〜1780)のころから、この習俗が、関東を中心として各地におこった。
 俗称「羽田富士」と呼ばれるこの塚は、明治初年に築造されたもので、本区唯一の存在である。
 近年まで、毎年七月一日の山開きには、この塚に羽田富士講の講員が登詣する習俗が残っていた。

           ※出典〔大田区教育委員会設置の標識板より〕